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日本語能力試験(JLPT)はフィリピンで受験できる?海外の実施機関一覧や受験手続きの流れも解説

日本語能力試験(JLPT)は日本語を母語としない人を対象とした日本語能力を測る語学認定試験です。日本国内だけでなくフィリピンなどの海外で受験することも可能です。

ここでは、日本語能力試験(JLPT)の特徴やフィリピンを含む海外での受験方法をご紹介します。

日本語能力試験(JLPT)とは?

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日本語能力試験(JLPT)は、国際交流基金と日本国際教育支援協会が運営する、日本語を母語としない人たちを対象とした日本語能力を測る語学認定試験です。

N1~N5までの5つのレベルに分けられています。特定技能の在留資格取得には、N4以上の取得が必要です。

下記にN1~N5までのレベルをまとめました。

N1~N5のレベル

  • N1のレベル:幅広い場面で使われる日本語を理解することができる
  • N2のレベル:日常的な場面で使われる日本語の理解に加えて、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる
  • N3のレベル:日常な場面で使われる日本語をある程度理解することができる
  • N4のレベル:基本的な日本語を理解することができる
  • N5のレベル:基本的な日本語をある程度理解することができる

JLPTの海外受験手続きの流れ

JLPTは日本だけでなくフィリピンなどの海外でも受験することができます。

一般的な海外での受験方法と例としてフィリピンで受験する方法もご紹介します。

①海外試験の実施都市・実施機関の一覧をチェック

まず、試験を受けることができる国・地域と実施機関を調べます。実施都市・実施機関の一覧はこちらから確認することができます。

フィリピンで受験を希望している方は、JLPTの受験情報や実施機関の連絡先などの2023年の詳細をこちらから確認できます。

下記に簡単にフィリピンの受験情報をまとめました。受験するために必要な情報を見ておきましょう。

フィリピンの実施都市 実施機関 実施月
マニラ PJFF 7月/12月
セブ セブ日本人会 7月/12月
ダバオ ミンダナオ国際大学 7月/12月
カガヤン・デ・オロ カガヤン・デ・オロカレッジ 7月/12月

2022年(令和4年)7月に実施されたJLPTのフィリピンでの受験者数は、マニラでN1・N2が460名、ダバオでN1・N2・N3が238名の実績があります。

フィリピンからも多くの学習者が試験に挑戦しているようです。

②受験案内(願書)を入手する

次に、実施機関に申込み方法を確認して、受験案内(願書)を入手します。受験案内をよく読み、受験案内(願書)は不備のないように、締切までに提出します。

また、締切までに受験料を支払うことも忘れないようにしましょう。

フィリピンで受験する場合は、オンラインで登録する必要があるようです。申請内容で分からないところがある場合は、信頼できる方に見直してもらうことがおすすめです。

申込み方法や申し込み期間は受験エリアによって異なっています。よく確認して手続きを進めることが重要です。

③JLPTの受験票を受け取る

受験票が届いたら、名前や受験級、受験会場などに間違いがないかを確認します。受験票は試験日まで失くさないように大切に保管しておきましょう。

学習者は、試験日までに問題集やドリルなどで語彙・文法・読解・文字・聴解などの試験対策を進めておくことも大切です。

④JLPT試験当日の過ごし方

試験当日は、受験票や筆記用具、時計など忘れ物がないように気を付けます。会場までは時間に余裕を持って出かけましょう。

試験当日は、時間配分に注意しながらリラックスして、問題を解いていきます。今までの学習の成果を試す時です。

また、問題が解き終わったら見直しも忘れないようにすることが大切です。

試験当日は緊張するかもしれませんが、きっと周りの受験生も緊張しているはずです。自分を信じて問題に取り組みましょう。

JLPT合否判定の基準は?

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JLPTの合格には、2つの合格条件が決められています。

①総合得点が合格点以上であること
②各得点区分の点数が、区分ごとに定められている基準点以上であること

②は、ひとつでも基準点に足りていない分野があると、総合得点が合格点を上回っていても不合格になるため、注意が必要です。

JLPTでは、文法・漢字・聴解・読解など総合的な日本語力が必要とされていることを頭に入れておきましょう。

どの分野でも偏ることなく点数を取る必要があります。

下記にN1~N5に必要な合格点と基準点をまとめました。あなたの受験するレベルではどれくらいの得点が必要なのかをきちんと確認しておくことが大切です。

苦手分野があれば日本語教師と相談して予定をたてて重点的に学習を進めます。

【合格に必要な総合得点】

・N1:100点(180点満点)
・N2:90点(180点満点)
・N3:95点(180点満点)
・N4:90点(180点満点)
・N5:80点(180点満点)

【N1~N3の合格に必要な基準点】

・言語(漢字・語彙・文法)・読解・聴解:19点(60点満点)

【N4・N5の合格に必要な基準点】

・言語(漢字・語彙・文法)・読解:38点(120点満点)
・聴解:19点(60点満点)

※上記の基準は2010年第1回(7月)試験、N4・N5は2010年第2回(12月)試験から適用された基準です。

日本語教育機関に入学(留学)するためのJLPT

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日本語教育機関の入学や留学を検討している学習者もいるのではないでしょうか。

ここでは、日本語教育機関の入学や留学するためのJLPTのレベルについて解説します。

日本語教育機関の入学(留学)資格

出入国在留管理庁は、外国の方々の日本語教育機関への入学について以下のように定めています。

●「在留資格「留学」が認められる日本語教育機関及び在籍期間について」日本語教育機関における勉学を目的とし、「留学」の在留資格で在留するためには、法務省が告示をもって定める日本語教育機関に入学する必要があります(大学の別科を除く)。

日本語教育機関に在籍できる期間は、通常、最長2年間です。

日本語教育機関修了後、高等教育機関(大学、専門学校)へ進学する場合には、日本語で行われる授業を理解するため、N2以上の日本語能力が求められます。したがって、日本語教育機関修了後日本での進学を希望される方は、目的に応じた日本語能力を修得するために適切な日本語教育機関やコースを選択する必要があります。

日本語教育機関で学んだ後、日本の大学や専門学校などの高等教育機関で学びたい場合は、JLPTでN2以上のレベルが必要と記載されています。日本語での授業を理解するためにはN2以上の日本語力が必要なため、身につけておきます。

●「日本語教育機関へ入学するための日本語能力について」

本邦における勉学の意思及び能力を測る指標の一つとして、日本語教育機関へ入学する者に対しては公益財団法人日本国際教育支援協会及び国際交流基金が実施する日本語能力試験(JLPT)N5相当以上の日本語能力を有することを試験又は日本語履修歴により確認しています。

日本語能力試験以外の日本語能力に係る試験において、日本語能力試験N5相当以上と取り扱う場合は次のとおりです。

1 公益財団法人日本漢字能力検定協会が実施するBJTビジネス日本語能力テストにおいて300点以上取得していること。

2 日本語検定協会・J.TEST事務局が実施するJ.TEST実用日本語検定のF級以上の認定を受け又はFGレベル試験において250点以上取得していること。

3 専門教育出版が実施する日本語NAT-TESTの5級(旧4級)以上の認定を受けていること。

4 一般社団法人応用日本語教育協会が実施するSTBJ標準ビジネス日本語テストにおいて350点以上取得していること。

5 TOPJ実用日本語運用能力試験実施委員会が実施するTOPJ実用日本語運用能力試験の初級A以上の認定を受けていること。

6  公益財団法人国際人財開発機構が実施するJ-cert生活・職能日本語検定の初級以上の認定を受けていること。

7  一般社団法人外国人日本語能力検定機構が実施するJLCT外国人日本語能力検定のJCT5以上の認定を受けていること。

8  株式会社サーティファイが実施する実践日本語コミュニケーション検定・ブリッジ(PJCBridge)のC-以上の認定を受けていること。

9  一般社団法人日本語能力試験実施委員会が実施するJPT日本語能力試験において315点以上又はJPT Elementary試験において68点以上取得していること。

引用:出入国在留管理庁

日本語教育機関に入学するためには、N5以上の日本語能力が必要です。

JLPT以外にも日本語能力を測る試験があることも記載されています。

JLPT対策おすすめの問題集

最後にJLPTのおすすめ問題集をご紹介します。指導用の参考書や教科書などの教材を探している日本語教師の方もぜひ活用してください。

日本語能力試験 公式問題集シリーズ

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出典:amazon

N1~N5に対応している公式問題集です。ある程度学習が進んだ学習者や試験直前に本番の問題形式に慣れておきたい上級レベルの学習者におすすめです。

こちらから無料でダウンロードも可能です。聴解のCDとスクリプトもついています。

●詳細
日本語能力試験 公式問題集シリーズ
出版社:株式会社凡人社
価格:770円

短期マスター 日本語能力試験ドリル

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出典:amazon

文字・語彙・文法・読解・聴解のすべての試験科目を学習できる問題集です。N1~N5に対応しています。

学習を始めたばかりの初級の学習者が苦手の克服に使うことや、中級~上級の学習者が試験直前の力試しとしても使うことにもおすすめです。

試験まで学習時間が限られている学習者への指導にも役立つ教材です。

●詳細
短期マスター 日本語能力試験ドリル
出版社:株式会社凡人社
価格:1430円

必ずできる!JLPT「読解」

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出典:amazon

JLPTの科目の中で苦手とする学習者が多い読解の学習におすすめの教材です。

日本語学校など、日本語教育機関の読解の授業用として作られています。1つ前の受験級の復習から始められるようになっています。

問題はだんだんと難易度が上がっていく構成のため、学習者のモチベーションを保ちながらしっかりと読解力をつけられることもポイントです。

●詳細
必ずできる!JLPT「読解」
出版社:株式会社アルク
価格:1980円

日本語能力試験 重要2200シリーズ

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出典:amazon

語彙力を高めたい学習者におすすめの単語帳です。N1とN2に対応しています。

単語は社会・経済・産業・健康などの分野別に分かれており、よく使われる複合語などの関連語も確認できます。

見出し語と読み物を無料で聞くことができるアプリも配信されています。移動中などのちょっとしたすき間時間でも学習ができるため便利です。

●詳細
日本語能力試験 重要2200
出版社:スリーエーネットワーク
価格:1760円

日本語能力試験問題集 スピードマスターシリーズ

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出典:amazon

同じシリーズで文法・語彙・読解・聴解が出版されています。ドリルとして活用することや、ある程度読解の練習を積み、試験に向けて実力を試したい学生におすすめです。

出題形式別になっており、さまざまなテーマの文章を読むことができます。2回分の模試付きで、試験直前の対策としてもおすすめです。

●詳細
日本語能力試験問題集 スピードマスター
出版社:Jリサーチ
価格:1320円

まとめ

今回は、JLPTの詳しい情報やフィリピンなどの海外での受験手続きの流れを解説しました。

海外からの受験を考えている方は、同じ国の中でも一部地域では実施していない可能性もあります。実施エリアや実施機関などをきちんと確認して、学習をすすめておくことが大切です。

※記事内容は執筆時点の情報に基づきます。